個人が稼げる時代にどう生きていけばいいのか考えてみた
好きなことだけで生きていく。
なんて素敵な響きだろう。
堀江貴文氏は好きなことや面白いことに対するフットワークが軽い。
色々な本やtwitterなどでも自身の考えを出している。
最近ではYouTuberもTVに出たりするなど、その存在も世に知られるものとなってきており、小学生のなりたい職業ランキングでも上位を占めるそうだ。
出典:小学生の「将来なりたい職業」集計結果 | 日本FP協会
YouTuberは華やかしい。
- 子どものときにはできなかったお菓子やおもちゃの大量買い
- 好きなものを飽きるまで飲み食いする
- ドッキリを仕掛けてみてその反応を楽しむ
- 投稿されている動画の多くが楽しそうに振る舞われている
- ゲームを好きなだけやることができる
羨ましいようなことばかりをして、それでお金がもらえるのだから憧れるのも納得だ。
しかし、残念ながら私は、あるいは大人はそれが簡単なことではないと知っている。
知っているから、子どもがYouTuberになりたいと言ったら応援することは難しいのだろうし、知人がYouTuberになろうとも大きな関心を持たない。
私達は、その人達がある程度認知されるようになったら関心を持つようになる。
YouTuberの他にも会社に依存しない働き方や稼ぎ方がある。
フリーランスとして個人が持つ知識などを提供していくやり方、フリマアプリなどで物を売るやり方、webサイトを運営する、アプリを開発する…。
実際に稼いでいる人はいるし、ちょっとやってみて上手くいくと楽しかったりもする。
しかし、実際に「それで生きていく」となると簡単なことではない。
コツさえ掴んでしまえば簡単に感じるかもしれないが、そこに至るまでが大変なのだ。
私はフリマアプリの経験もあり、300以上の売買実績があるが、これで生計をたてていくのは難しく感じている。
もちろん、ECサイト運営として本腰を入れてやれば違うのかもしれないが、少なくとも自分の今のやり方では生計を立てていくのは難しい。
個人でも稼ぐことはできる時代になってはいるものの、多くの人にとっては安定した収入や資産があってこそなのではないかと思う。
ここ2.3年は転職や副業という「手段」がトレンドだったけど、流行った結果「そもそも自分の市場価値を上げる必要がある」と考える人が増えた気がする。経験上、転職も副業も「リーマンとして成果出すこと」が大切だから来年あたりは「本業で市場価値を上げる働き方」みたいなテーマが流行りそうだね。
— moto『転職と副業のかけ算』発売中📗 (@moto_recruit) October 7, 2019
また、個人でも稼ぐためには個人に対する価値を高めないと競争には勝ちにくくなるのではないかと思う。
たとえば英語を教わりたいと思ったときに、TOEICのスコアのみが判断材料だったときに頼みたいのはスコアが高い人と低い人のどちらだろうか。
TOEICのスコアが同じ人同士の場合、日常的に英語を話す人と話さない人であればどちらが魅力的だろうか。
自分のレベルと同程度の人に頼みたいという考えも働くだろうが、多くの場合はTOEICのスコアが高く、日常的に英語を話すような人が魅力的に映るのではないだろうか。
日本は資格社会だと言われているのを聞いたことがあるが、やはり客観的に資格があるのとないのとでは印象が変わる。
個人でも稼げる時代ではあるからこそ、資格をとることは大きな意味をなすのではないだろうか。
そう思い、私は簿記の勉強を続けるのであった。