てみた。

「○○してみた」をテーマにして書いていこうと思い、開設してみた。

無職の心の焦りを吐き出してみた

気が付けば2019年ももう11月が迫ってきている。

 

無職になってから5ヶ月目を迎えてしまうことになる。

 

もともと、何がしたくて退職をしたわけでもなく、最初の頃は転職エージェントのレコメンドを消化していくようなかたちで企業探しをしていた。

 

これまで経験した2社は共に会社の売上が傾いてしまい、退職を選んだ。

 

本当に、売上が傾いたことが理由だろうか。
深いところには他にも理由があるのではないだろうか。

 

もともと、環境問題に興味があった私だが、大学は情報科へ進んだ。
環境問題を一人でも多くの人に、とくに若い世代の人に知ってもらうためにどうしたらいいだろうかと考えた答えが「ゲームを通せば、環境問題に興味・関心がない層にも訴求できるのではないか」という考えからだった。

 

大学では必修科目でC言語というのを学び、苦労した。
苦労し、現実を知った。

 

さて、時代はリーマンショックの煽りを受けて就職氷河期と呼ばれる時代であった。
就職活動の時期になり、当然プログラマーがレールの先に見えてくる。
実際に面接も受けている。

 

しかし、プログラマーワークライフバランスが良くなさそうなことを知り、プログラマーという道は避けるようになる。

 

プログラムを書くことは楽しいが、企業に属してプログラムを書きたいとは思えなくなってしまった。

 

私は、就職氷河期ということもあり、「受からなくて当然」という心持ちで就職活動をすることにした。

 

企業研究などはとくにしなかった。
ましてや、初めての社会人である。
土日祝日休みは公務員など、一部の企業のみであると信じ切っていた。そのため、年間休日数についてはとくに意識をしていなかった。

 

また、給料に関しては固定残業代やみなし残業代などは当然知らなかった。


1社目。
大学を卒業した後、初めて正社員になった会社だ。
年間休日数は105日。月に一度の土曜日出勤や、祝日の出勤があるなどする。
初めての社会人であり、現場気質の人が先輩にもなり大きく成長させていただいた。

会社として持っていた事業は時代の流れに従い縮小していき、また取引先の不祥事の影響などにより経営が傾く。

 

代表から全社員に対し退職者を募り、私を含み何名かの社員が会社を去る選択をした。

 

よりレベルの高い職場で業務知識を深めたり、あるいはまだ20代の半ばなので他の企業・業界を知りたいと思ったからだ。

 

前向きな理由での退職だったように思う。

 

会社都合退職扱いとなったことですぐに失業保険がもらえた。
また、有給の買取もあり余裕を持って転職活動を行うことができた。


2社目。
仕事を探すにあたり、とくにやりたいと思う仕事はなかった。
むしろ働きたくないという気持ちすらあった。

 

働きたくない気持ちに焦点を当てて考えてみると、休日が充実している会社で働けばいいのだという結論に至る。

 

そして完全週休二日制を条件に探し、7月頭にweb広告代理店に入社。
スマートフォンやPCなどのwebサイトへ広告を掲載している会社で、入社当初は15名ほど(内、新卒が5名)であった。
比較的新しい業界でもあり、28歳にしてメンバーの内で年齢が高いTOP3にランクインしていたのではないかと思う。

 

仕事内容は頭を使うものだった。
webページに訪れて広告をクリックした人の割合や、そのwebページの広告価値の計算、広告代理店へwebページの売り込みなど。
また、見えない広告の禁止など広告掲載ルールの対応などなど新しい流れへの対応など、働いていて刺激があり楽しい業界であった。

 

しかし、広くいえばこの広告掲載ルールの一部理由などにより会社の経営は傾いてくるようになる。
代表が新しい仕事として派遣事業を考えるが、その内容や進め方が労働者派遣法に抵触しうるものであったり、またワンマン経営な代表は私を含む従業者を金儲けの対象として扱うようなものであった。

 

1月頃から自主退職を選択させるような業務指示が出始め、社員は毎月辞めていくようにもなる。

 

そして私も会社を去る選択をとったのだ。

 

退職をした大義名分は会社の経営が傾いたことで始めた新規事業が法に触れることであったが、実際は代表が従業員を奴隷のように扱うところが大きかったと思う。

 

代表なので新しいことへの着手や撤退への決断が早いことは当然のことに思う。
そして現場はそれに振り回されることは仕方のないことのように思う。

 

しかし、明らかにNGな行動を深く考えずに進めるうえ、その尻拭いを社員に任せるところは尊敬できなかった。


とある縁で相談に乗っていただいた方からは、これまでの退職理由の大きな理由が会社の経営が傾いたことにあるため上場企業を選ぶのはどうかと提案をいただけた。
自己肯定感が低い私にはその選択肢はなかったが、どうやら客観的にみるとその選択肢も視野に入れていいようだ。

 

子どもの頃からなりたい夢というのがなかったが、逆にいえばこだわりがないため選択肢が多い。
30歳にはなってしまったが、まだまだ可能性は残っているとのことなので夢をもって仕事を探していきたいと思う。

 

2社目が決まるまでの期間は6ヶ月ほどだった。
その時のことを考えるとまだ大丈夫だという気持ちもあるが、やはり30歳になり、心境の変化や周りの変化があると焦るようになる。

 

"お嫁さんになりたい" という女の子がいたように思う。
なんて微笑ましい夢なんだろうと思う人は多いことだろう。

 

でも、私は今はせつに "お嫁さんに迎え入れたい" そのような気持ちが強く芽生えている。もやもや。

 

この焦りや不安は、行動をすることにより薄れていくと思うので、とにもかくにも行動力を上げていきたい。